日本人留学生のための就活情報ノート

海外の大学へ留学中の日本人学生に向けて、日本で就職活動を行う際の情報を載せています。もちろん日本国内の大学に通う就活生も役に立つ内容です。

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【就活初心者にもオススメ】モチベーションシートを使った自己分析

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これまでのブログでは、「就活の本質」を考えることがテーマでした。

 

今回は、より具体的なテーマである

自己分析の方法

についてお話していきたいと思います。

 

 

就職活動は自身のキャリアを模索するための第一歩

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以前の記事で、就職活動は自身のキャリアを模索するための第一歩であると言いました。

kaigaisyukatsu.hateblo.jp

この記事の中で、自己分析とは、

  • 自分の好きなこと・やりたいこと・なりたい姿を描く
  • 自分のできること・性格を理解する

と書いています。

 

今回は、自分の好きなことや性格を理解する上で、最も簡単いますぐ始められる「モチベーションシート」を使った自己分析の方法をご紹介したいと思います。

 

モチベーションシートを使った自己分析の方法

モチベーショングラフを書くf:id:tai89:20181016225006j:plain

初めに、画像のような「モチベーションシート」を用意してください。

 

ここに感情の上げ下げ(モチベーションのグラフ)を書いていきます。

 

モチベーションが高かった時は、上に。

モチベーションが低かった時は、下に。

 

それを小学生時代から振り返り、大学(現在)まで書き記します。

 

ここまで書けたらステップ①の完了です。

 

グラフの起伏となった出来事を書き出す

モチベーションが上がり下がりするのは当然ですので、今回はこのモチベーションが起伏する思い出せる限りのキッカケや出来事を書きます。

 

例えばモチベーションが上がったポイントは、

  • 勉強の成果が出てテストで上位を取れた

など。

 

そしてモチベーションが下がったポイントで、

  • 部活の県大会で負けてやる気がなくなった

など。

 

ここまで、思い返せる限りの出来事を書けましたでしょうか?

 

しかしここで終わりではありません。

次のステップが最も重要なポイントです。

 

モチベーションが上がった出来事の感情を掘り下げる

先ほど、モチベーションの上がった例として、

  • 勉強の成果が出てテストで上位を取れた

を挙げました。

 

今度は、それぞれの出来事の「感情の元」を深く掘り下げます

 

やり方としては、

「なぜそれでモチベーションが上がったor下がったの?」

を繰り返すことです。

 

例えば「勉強の成果が出てテストで上位を取れた」を例にしても

 

勉強の成果が出てテストで上位を取れた

     ↓ なぜ嬉しかった?

それまでライバルだと思っていなかった人と並べた

     ↓ なぜ?

そのライバルに認めてもらえた

     ↓ なぜ?

これまで眼中にない感じで悔しかった

 

と深掘りを進める人もいれば、

 

勉強の成果が出てテストで上位を取れた

     ↓ なぜ嬉しかった?

親友の期待に応えられた気がしたから

     ↓ なぜ?

これまで親友に勉強を教えてもらっていたから

     ↓ なぜ?

親友が喜んでくれたから

 

という人もいるでしょう。

 

当然ながら絶対的な正解なんてありませんので、それぞれの答えから「自分はこういう時に嬉しいと思うんだ」ということを言語化していきます。

 

それがなぜ大切なのでしょうか。

 

「自分はこういう時に嬉しいと思うんだ」=会社選びに繋がるからなのです。

 

会社選びは結局のところ、

  • この会社に入ったらこういうことができる
  • この会社だとワクワクしそう
  • この会社の一員だとこう思われそう

という、自分のやりたいことの延長上です。

 

そのため、これまで自分が嬉しく思ったこと、つまり自分がやりたいと思うことを把握しておくことは、就活の面接や自己PR、志望理由に活かすことができるのです。

 

モチベーションが下がった出来事の感情を掘り下げる

モチベーションの下がった例として、

  • 部活の県大会で負けてやる気がなくなった

を挙げました。

 

このモチベーションが下がった出来事の掘り下げは、特に自己PRにおいて非常に重要になります。

 

部活の県大会で負けてやる気がなくなった

     ↓ なぜ悔しかった?

弱いと思っていた相手に負けた

     ↓ なぜ?

自分たちは絶対勝てると思っていたが…

     ↓ なぜ?

実は練習量が足りていないと感じていてそこを後悔している

 

スムーズに掘り下げられる場合もありますが、今回のように実はモチベーションが下がる際の要因は、自分自身の後悔があることも多いです。

 

なぜかというと、自分で後悔していることは、記憶に残りやすいからです。

 

 

しかしこれは、逆に言えば、成長のチャンスでもあります。

 

こういう経験をしたから、大学では悔いのないように頑張った。

 

自分で後悔したことを、別の機会で反省して活かすというのは、面接官側からすれば、非常に具体性があり、そして個人の思いを感じ取ることができるのです。

 

一方、ここでその悔しさを改めて把握することで、これからの大学生活の物事への取り組み方も変わると思います。

 

就活は結局、どれだけ自分と向き合えるかです。

 

その悔しさをしっかりと胸に刻み、同じことを繰り返さないよう、頑張る。

 

それは立派な成長で、結果の大小問わず、立派な自己PRになります。

 

モチベーションシートの自己分析は初心者向け

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今回紹介したモチベーションシートを使った自己分析の方法は、大学1年生など、就活初心者にもオススメできる方法です。

 

特に友達と一緒に、

「なんでここはモチベーション上がったの?」

「それで何が嬉しかったの?なぜそう思ったの?」

とやれば、更に効果を高めることもできます。