自分の「ワクワク」を探すことが自己分析を成功させるコツ
先日、就活コンサルの一環で定期的に面談をしている学生とのやり取りで、こんなセリフを言われました。
「なんかワクワクしてきました!」
21卒の学生なのですが、その言葉を聞き就活は上手くいきそうだと確信しました。
将来を考える際に、この「ワクワクしてきました」というセリフは非常に重要です。
「ワクワク」という感情は非常にプラスに働く感情で、就職活動を成功させている学生の根底的な部分で共通している感情なのです。
自分の「ワクワク」を探すことが自己分析を成功させるためのコツなんです。
今回はそのワクワクがなぜ必要なのか、どう探せばよいのか、一緒に見ていきましょう。
- その学生はなぜ「ワクワク」できたのか
- 日々「アンテナを張る」と必要な情報が引っ掛かりやすくなる
- 「就活は自分事である」という心構えがアンテナを広げる第一歩
- 人はやりたくないことは頑張れないが目標があれば頑張れる
その学生はなぜ「ワクワク」できたのか
その「ワクワクしてきました」と言った学生は、これまでこのような悩みを持っていました。
- 将来は田舎に帰り独立したい
- 留学で学んでいる語学を活かせるかわからない
それに対し
- これから地方にも外国人は旅行する
- 語学を活かせる方向で頑張っていけば、何かチャンスがあった時に活かせるかもしれない
ということ話をして、今後の留学生活の目標を一緒に考えつつ前回の面談を終えました。
今回、その面談を終えしばらくして、この記事を見つけ学生にシェアしました。
ちょうど学生も、留学先の外国人と話している中で、日本の地方へ旅行に行く学生が多いという情報も聞いたそうで。
そこで冒頭の「なんかワクワクしてきました」というセリフに繋がったのです。
日々「アンテナを張る」と必要な情報が引っ掛かりやすくなる
ここで大事になるのは、学生が積極的に「アンテナを張る」という行為をしていたことです。
例えば私の面談を通して、「自分が将来どういうことをやりたいか」という考えを整理しました。
その中で「地元に戻り独立したい」「けど語学をどう活かせるか結びつかない」という「やりたいこと」と「できること」にギャップを見つけていたこと。
また、留学先の友人との話の中で、自分の将来に関係しそうな話題を出したりしたこと。
この2点があって、そのアンテナを広げていたからこそ、ニュースと友人の話が自分の将来と繋がり「ワクワクした」のです。
「就活は自分事である」という心構えがアンテナを広げる第一歩
この学生が「ワクワク」した理由は、自分の将来が明確に見えたからです。
アンテナを広げ明確に見える情報を入手したから、自分のするべきことがイメージできたのです。
このアンテナを広げるという行為が就職活動においては一番大切なことだと思います。
そしてアンテナを広げるために必要なこと。
それは自分から情報を取りに行く「心構え」なのです。
全く具体的なアドバイスではありませんが、就活は答えがないといっている理由も、自分で動かなければいけないと言っている理由も、全ては「心構え」に帰着するからなのです。
「自分の将来に関することなんだ」という当事者意識を持てるかどうかが、必要な情報に反応できるかということに繋がるのです。
人はやりたくないことは頑張れないが目標があれば頑張れる
人は誰でもそうですが、やりたくないことは頑張れません。
でも辛いことでも大変なことでも、その先に成し遂げたい目標があれば頑張れます。
「ワクワクを探す」ということは、すなわち自分の将来をできるだけ明確にイメージし、それが実現できた時の自分の姿を想像することなのです。
ここで今まで就活の本質でお伝えしている内容、すなわち就職活動は自分のキャリアを考える上での第一歩である、ということに繋がってきます。
- 自分が将来何をやりたいのか。
- どういう姿になっていればワクワクするのか。
それを探すことが、自己分析、ひいては就活全体を成功させるためのコツと言っても過言ではありません。