海外での長期インターンシップを有意義なものにするための心構え
こんばんは。
本日は「海外での長期インターン」について更新したいと思います。
このブログは「日本国内で就職活動予定の海外にいる日本人留学」に向けた内容を主としておりますので、今回もこの軸でお話したいと思います。
留学生の皆さんは、せっかく海外に出ているのですから、長期インターンをやるべきです。
しかしインターンというのは「やることだけに価値があるもの」ではありません。目的意識を持たなければ、せっかくの機会も活かせません。
今回は大きく次の2つに分けて、インターンシップを有意義なものにするための心構えを見ていきたいと思います。
海外でインターンすることにはこんなに価値がある!
日本にいる学生が、高いお金をかけて海外にインターンに行きたがっていることをご存知ですか?
実は大手の旅行社など「インターンを専用にしたツアー」を企画しているところがあるのです。
◆「インターンツアー」一覧
カナダ 社会福祉 海外ボランティア&ホームステイ15日間|H.I.S.スタディツアー(インターンシップ)
【短期インターン】アメリカ・ロサンゼルス9日間 H.I.S.
【3/2出発】台湾師範大学・春の中国語研修+ホテルインターンシッププログラム 29日間|【成功する留学|地球の歩き方】
日本からですので飛行機代やホテル代を含めますが、ざっくりと1日あたり15,000円~30,000円ほど掛かるのです。
そのため、海外に留学しているのに現地での長期インターンに参加しない手はないでしょう。
現地の企業でインターンする際の心構え
目的意識を明確にすること
インターンを失敗する人にありがちなのが「インターンに参加すること」だけが目的になってしまうことです。
インターンに参加することだけに意味は全くないので、参加して何を学びたいのか・何を得たいのかと言った目的意識をまず明確にすることが大切です。
特に現地企業でインターンを行う場合、以下のようなことを目的にすると良いと思います。
- その国の企業での働きたいを知る
- ビジネスのスピード感を体感する
- 日本の顧客とのやり取りの仕方を学ぶ
- 現地の企業で使う言語を知る
インターンに参加しただけでは、就職活動の際に何のアピールにもなりません。
なぜインターンに参加しようと思ったのか、そこで何を得ようとしたか、実際にそれを得るためにどう行動したのか、そこで学んだことをこれからどう活かそうと思ったのか、そういった事が就活で評価されます。
わからないことは早めに聞く
日本の企業でインターンするのと違い、比較的海外の職場というのは「個人主義的」であることが多く、日本の学生にとっては「放置されているのでは」と思うようなこともあると思います。
そのため、わからないことがあれば自分から積極的に聞きに行く必要があります。
またインターンに対する企業側の考え方も「経験を積ませてあげている」というのではなく、「お金を払って仕事をしてもらっている」という意識であることが多いように感じます。
そのため「言わなくてもできるでしょう」という態度で接される場合がありますので、自分から主体的に、積極的になる必要があります。
語学ができるのは当たり前である
これはそもそも面接段階で気づくかもしれませんが、その国の言葉が喋れることは当然という意識で企業側は外国人である学生をインターンに受け入れます。
「ビジネスレベルの言語を学ぶために来ました」
という考えではいけません。
しっかりと事前に学習をして来て、それを実際に使ってみる機会にするようにしましょう。
現地の日系企業でインターンする際の心構え
目的意識を明確にすること
これは現地企業でインターンする場合と同じですが、現地企業でインターンをする以上に目的意識を明確にする必要があります。
日系企業であればあるほど、日常では日本語での業務になりますし、手取り足取り教えてくれて、いい意味でも悪い意味でも「大学生」として扱われることになります。
そのため自分で目的を見つけ、それをしっかりと意識しながら動かなくては、インターンシップから何かを得られることはありません。
現地の日系企業でインターンを行う場合、以下のようなことを目的にすると良いと思います。
- 日本人と現地の人との仕事のやり方を知る
- 日本人と現地の人の役割の違いを理解する
- 日系の顧客、現地の顧客との仕事のやり方を学ぶ
現場の職員に積極的に話し掛ける
日系企業でインターンを行うと、業務では日本語しか使わないことも多いです。
しかしわざわざ海外でインターンをしているのですから、現地で採用された現地の職員と積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。
特に大手日系企業の場合、駐在員という立場の人間の仕事は、現地スタッフのマネジメントという役割であることが往々にしてあります。
そのため、現地の職員がどのような思いで働いているのかを知ることは、将来を考えてもプラスになるはずです。
企業の日本人の方から話を聞き自分のものにする
ただインターンをこなすだけでなく、日本人の社員の方とコミュニケーションを取り、駐在が決まるまでのキャリアや就活をどのようにやっていたのかなど、話を聞き自分の就職活動の参考にするようにしましょう。
また、自分の就活上での悩みを相談するのも良いです。
きっとためになるアドバイスをしてくれるでしょう。
以上、現地企業と日系企業での長期インターンシップに参加する際の心構えについて色々と記載させていただきました。
インターンシップを無駄にしないためにも、就活で使えるネタにするためには、ただ参加するだけじゃなく、目的を持ち、自分から進んで仕事をやり、何かを得る必要があります。
ぜひ参加するだけじゃない主体性の持ったインターンを行い、就活の際に役立てるようにしましょう。