【中国留学中の学生必見】中国国際輸入博覧会の出展企業は就職先候補にしよう
こんばんは、tai89です。
来週5日(月)から10日(土)にかけて、中国・上海で『第1回 中国国際輸入展覧会(CIIE 2018)』が開催されます。
今回が第1回目となる展示会ではありますが、中国政府の肝いり&中国最大規模の展示会であるところから、日本国内からも多くの企業が出展します。
この中に日中バイリンガル人材を欲しがっている企業もあるでしょう。出展企業をチェックして、今後の就職活動の参考にしましょう。
中国国際輸入博覧会(CIIE 2018)とは
CIIE2018は、中国各地のバイヤーが中国国内市場向けに輸入したい海外製品を探すための展示会です。
出展企業である日本の企業にとっては、日本国内の飽和した市場を抜け出し、購買力の高い中国市場に自社製品を売り込むための重要な機会になります。
第一回 中国国際輸入博覧会 - 2018年11月 - 世界の見本市・展示会 - ジェトロ
日本貿易振興機構(ジェトロ)の発表によると、日本からは約380の会社・団体が出展する予定ということです。日本企業含め、世界中から3000近くの企業が展示を行うということで、近年開かれている国際的な展示会としては、かなりの大規模なものになることは間違いありません。
出展企業をチェックしていこう
サービス貿易部門:24社
《オススメ出展企業》
地方自治体は、地元の企業を連れて出展するようです。
やはり総合商社やメガバンクという大手企業の出展が目立ちます。
越境ECのサポートを行う中堅企業『inagora』など、面白い企業もあります。
自動車部門:6社
《オススメ出展企業》
トヨタ(自動車メーカー)
自動車メーカーは1社のみの出展で、それ以外は部品や素材メーカーです。
ハイエンド・インテリジェント機器部門:44社
《オススメ出展企業》
日本の得意分野でもあるハイエンド・インテリジェント機器部門。
日本を代表する大手メーカーの他に、確かな技術力を持った中小企業も多数出展しているのが特徴です。
特にこの分野は、日中バイリンガルの就活生も注目をしてほしいと思います。
消費者向け電子製品(CE)分野:5社
《オススメ出展企業》
服飾・日用消費品分野:96社
《オススメ出展企業》
髙島屋・花王・キャンドゥ
中国でも多くの消費者に愛用される日本の服飾や日用品。
中国の市場規模は潜在的な購買力を持っていることから、もしヒットすれば大きな売上に繋がる可能性を秘めている分野です。
日本ならではの品質を持ち、中小企業も多く出展することも特徴です。今後発展する可能性のある分野であると思います。ぜひ、中小企業も含め、気になる会社があれば調べてみてほしいと思います。
医療機器・医薬保健分野:44社
《オススメ出展企業》
個人的に、今後中国でヒットすると思うのがこの分野です。
なぜなら「健康」とはどの国の人々にとってもお金を掛けて手に入れようとする分野であり、品質にこだわりを持つ中国人にとって、日本の品質・技術は非常にウケがいいです。
今後多くの日系企業の中国進出が期待されている分野です。ぜひ、この分野も就活生の皆さんはチェックすることをオススメします。
食品・農産品分野:163社
《オススメ出展企業》
日清オイリオ・ブルボン・井村屋(メーカー)
丸紅(商社)
今回出展する7分野で一番出展企業数が多い食品・農産品分野。
消費者と一番近い距離にあるこの分野は、和食文化の拡大に伴い、以前より中国での需要が拡大しています。
また、出展企業の多くが中小企業であることも特色の一つです。それだけ多くのメーカーが日本にあり(もちろんこれも一部でしかありませんが)、独自の製品を世に送り出していることがわかります。
メーカーの他に、農協や地方自治体、商社も出展しているのが特色です。
出展企業は中国市場への参入を目指している
これまで紹介した企業が今回の展示会に出展する理由は、中国市場への参入や中国でのマーケットの拡大を目指しているからです。
言い換えれば、今後中国との付き合いを増やす可能性のある会社です。
それはつまり、就活生である皆さん、特に日中バイリンガルの方にとっては、将来日本語と中国語を活かせる可能性が充分にあると言えるでしょう。
これらの出展企業を調べることで、どのような業界に日中バイリンガル人材が求められているのか、具体的にどのような企業があるのか理解を深め、自分の就職活動をより具体的にイメージできるようにしてください。
参考リンク
◆具体的なCIIE 2018出展企業の情報
※個人的に気になる5社をピックアップしてみました。
◆ジェトロ・プレスリリース(2018年10月3日)
※ページ下部に出展企業リストが掲載されています。