【企業HP・採用情報付き】中国国際輸入博覧会で個人的に気になる企業5社を調べてみた
前回の記事で『中国国際輸入博覧会（CIIE 2018）』についてご紹介しました。
今回はCIIE 2018出展企業の中から、個人的に気になった、かつ日中バイリンガル人材を欲しがっている企業5社をピックアップしてお伝えしようと思います。
どれも皆さんが留学で学んだ中国語を活かせる企業だと思います！
ぜひ今後就活を進める中で検討してみてください。
※CIIE 2018出展企業一覧のリンクは、前回更新した記事のページ下部にございます。
- Inagora株式会社（本社・東京都、サービス貿易分野）
- オークマ株式会社（本社・愛知県、ハイエンド・インテリジェント機器）
- 株式会社ソディック（本社・神奈川県、ハイエンド・インテリジェント機器）
- 富士フイルム株式会社（本社・東京都、医療機器・医薬保健分野）
- 株式会社ヘルスケアシステムズ（本社・愛知県、医療機器・医薬保健分野）
Inagora株式会社（本社・東京都、サービス貿易分野）
中国のユーザーがアプリで日本の商品を販売する『豌豆公主（ワンドウ）』を運営している企業です。
これらは『越境EC』と呼ばれるインターネット通販（EC：Eコマース）の形態です。
中国向け『越境EC』と呼ばれる分野は以前からありました。
数年前には、楽天が百度（バイドゥ）と組んだ『楽酷天』やヤフージャパンと淘宝（タオバオ）が組んだ『淘日本』などがありましたがいずれも成功せず。
様々な課題があった中国向けの越境ECでしたが、Inagora社は2014年に設立されたばかりのベンチャー企業でありながら、伊藤忠商事やKDDI、SBIホールディングスなどの大手企業から出資を受け、急成長を遂げている企業です。
『豌豆公主（ワンドウ）』は2014年にローンチされてから3年で300万インストールを達成、1日1万件以上の取引がされているとのことです。
公式ホームページによると、以下の企業などが出品しているそうです。
また、2018年から新卒採用も開始しています。
《採用情報：1～5名（19卒）》
Inagora(株) | 新卒採用・会社概要 | マイナビ2019
オークマ株式会社（本社・愛知県、ハイエンド・インテリジェント機器）
人工衛星から航空機、電車や自動車など様々な場面で使われる部品加工用の掘削機械を手がける大手企業のオークマ株式会社。「日系四大工作機械メーカー」の一つで、一部上場企業です。
技術力が非常に高く、自社で製造・開発した機械は業界中でも高く評価されております。また、卓越した技術者に与えられる「現代の名工」を6人抱える企業でもあり、技術力を追い求める姿勢が見える企業です。
所謂「就活生はあまり馴染みがないが、業界で知らない人はいない企業」の1つであると思います。
海外の拠点も多く、採用でもグローバルな人材を求めており、ぜひ留学をしている就活生は知っておきたい企業でもあります。
《採用情報：51～100名（19卒）》
株式会社ソディック（本社・神奈川県、ハイエンド・インテリジェント機器）
前述のオークマ株式会社同様に工作機器のメーカーです。
「放電加工機」と呼ばれる加工技術のリーディングカンパニーとして精密部品や自動車部品の加工機器に強みを持つ、東証一部上場企業になります。
ソディック社の「放電加工機」は国内・海外でトップシェアを誇り、中国でも約半分のシェアを占めています。
海外での売上比率が国内を上回っており、海外に生産・調達拠点を設けていることもありグローバル展開に積極的な企業であることも特徴です。
《採用情報：16～20名（19卒）》
富士フイルム株式会社（本社・東京都、医療機器・医薬保健分野）
富士フイルムと言えばカメラ用フィルムや最近再び流行っているチェキのイメージが強いかもしれませんが、ヘルスケア事業においても近年急速に伸びている企業です。
写真フィルムを開発する際に研究した「より深層に届ける」技術力を活かし化粧品を開発するなど、独自の技術力を様々な分野に活かしている企業です。
ヘルスケア分野を自社の「成長戦略の柱」と位置づけ、海外での競争力を高めようとしています。
社内の語学教育制度でも中国語教育を推奨するなど、特に日中バイリンガル人材にとっては、大手企業ながらも大いに活躍できるフィールドがあると考えられますので、ぜひ見ておいてほしい企業です。
《採用情報： 51～100名（19卒）》
株式会社ヘルスケアシステムズ（本社・愛知県、医療機器・医薬保健分野）
名古屋大学農学部発、2009年に設立されたベンチャー企業です。
郵送検査や受託検査事業を主に、各企業や医療機関、健康保険組合、大学等の組織や、個人向けに尿や便の郵送検査キットの開発・販売を行っております。
2018年には中国・上海に営業拠点を開設し、中国国内での腸内環境検査等の検査キットの販売を拡大させようとしております。
現在ではこれらの検査キットは日本国内に輸送し検査が行われますが、今後3年以内には中国国内に検査センターを設立する予定があるとのことです。
今後より人々が健康志向に進むであろう中国において、このような簡易検査キットは大きな需要が見込まれるのではないかと個人的に思います。
また採用自体も留学経験のある学生を積極採用する方針で進められており、日中バイリンガル人材は要チェックな企業だと思います。
《採用情報：若干名（19卒）》
(株)ヘルスケアシステムズ | 新卒採用・会社概要 | マイナビ2019
