中国留学のメリットをおさらいし就活に活かそう

本日は中国に留学している学生に向けた内容となります。

テーマは「中国留学のメリットをおさらいし就活に活かそう」です。

私自身、10年くらい前の学生時代に中国への留学を経験し、現在は中国の大学で教職員として働いています。

学生時代、そして社会人になってからの自身の経験を含めつつ、皆さんが中国に留学しているメリットを再び確認し、就活に向けてのヒントとしてほしいと思います。

変化のスピードを身をもって体験できる

中国は世界中でも変化のスピードがもっとも早い国に思います。

特殊な国家体制、企業の体制から「右向け右」の号令ができる国でもあります。

その良し悪しは今回は置いておくとして、ある意味日本や他国で真似できないスピード感を実現できるのが中国という国です。

例えば、北京の鉄道網（地下鉄や近距離鉄道）は、毎年数本ずつ新線が開通しています。

それは全国の新幹線網（高速鉄道）を見ても同じことで、毎年、世界中で1年間に敷設された線路の距離に匹敵する新線が開通しています。

より人々の生活に根付いた物事でしたら「QRコード決済」や「シェア自転車」など、5年前じゃ考えられなかったことが、数年のうちに当たり前になる世の中とも言えるでしょう。

そしてこれまでと違うのは、これらの仕組みを諸外国が真似したり、取り入れようとしている点です。

中国の大学や寮でも、昨日まで白だったものが黒になったり、黒だったものが白になったり、刻一刻と変化していくのが中国です。

そしてビジネスにおいて、とても大切になることも「変化に適応する」ことです。

日々変化が当然の環境でいることで、外部の変化を敏感に捉えることができ、その身をもって味わうことができるのは中国留学の大きなメリットになります。

各国の人々との付き合い方を学べる

中国は、世界でも随一の留学生受入国になろうとしています。

下記のサイトによると、2017年には約50万人弱の留学生が中国で学んでおり、そのほとんどが北京・上海等に集中しているようです。

このように、今や中国には世界各国から留学生が集まります。

そのため、日本では知り合えないような国の人と知り合え（特に今中国では「一帯一路」の関係でアフリカ圏からの留学生が増えています）、様々な国の人と交流できることも大きなメリットの一つです。

日本の最大のビジネス国のいろはが学べる

日本人は、諸外国の人と比べても自己主張をする人が少ないと言われています。

また隣国である日本人と中国人を見比べてみても、人の気質は大きく違います。

人口大国である中国では自己主張も必要になり、その一方中国人なりの物事の進め方や調整の仕方があり、中国留学ではこれらの能力を養うことができます。

少子化の進む日本では、さらにグローバル化を進めていかなくては企業が維持できない世の中が来るでしょう。

その際に、現在世界2位の経済力に躍り出た中国は、日本にとって最大のビジネスパートナーになると考えられます。

そのような時代に備え、中国で中国人との調整力を磨き、中国人なりのやり方を目にすることで、中国人と付き合う「いろは」が学べるのは非常に大きいでしょう。

中国留学のメリットを再考し就活に繋げる

これまで中国留学のメリットを3つ見てきました。

• 変化のスピードを身をもって体験できる
• 各国の人々との付き合い方を学べる
• 日本の最大のビジネス国のいろはが学べる

これは日本の大学では体験できることのできない大きなメリットです。

皆さんは留学でこのようなメリットを享受できる立場にいます。そしてしっかりとこれらのメリットを活かす必要があります。

ぜひ改めて中国留学のメリットを考えて、もしまだ充分に享受できていないのであれば日々の生活を改め、就職活動において国際人として堂々と渡り合ってほしいと思います。