日常ちょっとした選択が自分の未来を変える【1.01と0.99の法則から】
こんばんは。
本日は「選択」についてお話させていただきたいと思います。
自己分析に通ずることでありますし、ちょっと大袈裟なことを言うと、就活の本質・人生の基礎となる部分でもあるとも思います。
ぜひ、今後の参考にしてください。
1.01と0.99の法則とは何か
楽天の三木谷社長が執筆した本に、この法則が記載されています。
簡単に説明すると「1.00」を『基準』とした時に、
毎日「1.01」倍努力することを1年続けると、
1.01^365=37.783....
になり、
一方毎日少しサボって「0.99」倍の力しか出さない1年を送ると、
0.99^365=0.025....
になってしまうというお話です。
37倍自分がパワーアップするの?
0.025倍の自分に実力ダウンしてしまうの?
という数字のお話というよりか、この話で三木谷氏が言いたいことは、毎日をどう過ごすかが1年後に大きな差になって表れるということです。
選択というのが今の自分に続いていると気づいた体験
さて、ちょっとお話を変えて個人的な話をします。
私は海外の大学に進学し、その時のご縁で今も海外で仕事をさせていただいているのですが、よくよく振り返ってみますとこの道を選ぶに至ったターニングポイントは小学生の頃の出来事、中学生の頃の出来事、高校生の頃の出来事の3箇所しかなかったと考えています。
■ターニングポイント1つ目
小学生の時、地元のサッカーチームに入った事。
今思うとこの選択が無ければ今は無かったと言えます。
■ターニングポイント2つ目
中学生の頃、そのサッカーチームのOB大会に声を掛けられ遊びに行き、チームメイトが助っ人として連れてきたアメリカ帰りの同い年に会った事。
彼に会った事で、自分が今まで見ていた「世界」が小さく、自分の知らない場所に大きな世界があることに気が付きました。
それにより「グローバル」という言葉に魅力を感じ、その彼が目指していた国際科がありグローバル教育に力を入れている高校に入学することに決めました。
■ターニングポイント3つ目
その高校でホストファミリー(たった1泊だけ)の募集があり、それに名乗り上げたこと。
そこでずっと海外で過ごしてきた全く文化の違う「外国人」と初めて会いました。
また後日国の事業で海外研修の募集があったのですが、ホストファミリー受け入れの学生が優先となり、その研修で初めて海外に行き、現地の高校生と交流し、ニュースなどで聞いている様子と実際の自分で見たものが大きく違うことに興味が湧き、さらにこの国を自分の目で見たいと思うようになりました。
その結果が、海外大学に進学するという選択になったのです。
ふと今までの自分を振り返った際に、自分というのは過去の自分からの地続きで、過去にやったことや決断したことが繋がって今の自分があるのだと気づいたのです。
人生とは地続きであり、これこそが自己分析だった
このことに気づいたのは、私が社会人1年目になった時でした。
今思えばもっと早く気づくべきだったと思いました。
なぜなら今みたいなこと、自分がこれまで何を思って過ごしてきたのか、自分を知り自分と向き合うのが就職活動だからです。
後悔はしていませんが、もっと本質を捉え就活をするべきだったという思いは、今のこの仕事をしようと思うキッカケでもありました。
就活は身一つで台風に飛び込むような、懐中電灯なしで夜のトンネルに入るようなそういうものじゃないんです。
「今日の自分」というのは「今までの自分」が積み重なったもの。
だからこれまでの自分と向き合えば、自分のやりたいことや実現したいこと、夢といったものも見えてくるのです。
日常にはちょっとした選択がたくさん隠れている
先ほどの私の個人的な体験談に話を戻します。
- 例えばあの時サッカーチームに入らなかったら
- 例えばあの時OB大会に行かなかったら
- 例えばあの時ホストファミリー募集に名乗りあげなかったら
こうなっていたら自分はどんな人生を歩んでたでしょうか。
ここで大事なのは、
- よくわからなかったけどサッカーチームに入る
- 面倒だったけどOB大会に行く
- 親を説得してホストファミリーとして学生を受け入る
という《選択をした》ということなのです。
実は私たちの目の前には「選択」が日常的に転がっています。
- 友達にイベントに一緒に行こうと声を掛けられた
- 社会人から気になる情報がすごく引っ掛かって気になった
- 学校に行かなきゃいけないんだけどすごく眠い
- 家に帰って頑張らなきゃいけないけど疲れた
こうやって日々たくさん転がっている選択肢をどう選ぶかで、最初に紹介した1.01の毎日を過ごした1年後の自分になるのか、0.99の毎日を過ごした1年後の自分になるのかということが決まってしまいます。
自分を変えるのに特別なことをする必要は無いのです。
常に目の前に「選択」があることを意識し、「頑張る」という選択をするだけ。
それを1年間続けられれば人として大きく成長することができます。
ただ頑張らないとダメ!と言っている訳ではありません。
「頑張らない」ことも自分の選択です。それは悪くありません。
しかし、自分の選択に責任を負うことができるのは自分だけです(親族くらいは一緒に責任を負ってくれるかもしれませんが)。
常に選択が横たわっていることを意識すること。
まずは皆さん、ここから始めましょう。