日本人留学生のための就活情報ノート

海外の大学へ留学中の日本人学生に向けて、日本で就職活動を行う際の情報を載せています。もちろん日本国内の大学に通う就活生も役に立つ内容です。

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「なぜ就活を頑張らなくてはいけないのか」と思った君へ【就活と向き合うヒント】

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この仕事をしていると

「なぜ就活を頑張らなくてはいけないのですか?」

という声をたまに耳にします。

 

なるほど、もっともな疑問だと思います。

 

では一体、なぜ就職活動を、頑張らなくてはいけないのでしょう。

 

そもそも、就活は頑張らなくてはいけないのでしょうか?

 

それに対する私の答えは、NOです。

 

 

現在の景気では就活は頑張らなくても内定は得られる

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就職活動における「ゴール」を内定と定義するならば、「人手不足」と言われるこのご時世、就活を頑張らなくても、仕事を選ばなければ何かの仕事に就くことはできます。

 

www.nikkei.com

日経新聞の記事にもある通り、求職者に対する有効求人は1.6倍。

求人数のほうが多く、求職者の人数のほうが足りていない状態です。

 

しかし一方で「あさがくナビ」のこの記事を見てみますと、

大卒求人倍率アップ! でも大企業は「買い手市場」…なぜ? | 就活ニュースペーパーby朝日新聞 - 就職サイト あさがくナビ

◆大手と中小で求人倍率こんなに違う!
従業員規模    2017年卒 2018年卒
300人未満    4.16倍 ↗ 6.45倍
300~999人   1.17倍 ↗ 1.45倍
1000~4999人 1.12倍 ↘ 1.02倍
5000人以上   0.59倍 ↘ 0.39倍

とあり、従業員規模により求人倍率が大きく違うことがわかります。

 

今はまさに、

  • 選ばなければ仕事はある

状態であると同時に、

  • 選んでいては競争が激しい

という異常な事態なのです。

 

仕事が人生に占める割合は3分の1

仕事が人生に占める割合は、3分の1。

よくこのように言われるそうです。

 

たった3分の1と思うでしょうか。

3分の1と思うでしょうか。

 

人それぞれ様々な捉え方ができると思いますが、「たった3分の1」でも「3分の1も」でも、事実として人生の3分の1を占めるのが「仕事」なのです。

 

3分の1が多いか少ないかいずれの考えであっても、3分の1を占めることが仕事なら、仕事を楽しめるようになりたいと私は思います。

 

就活は、人生の3分の1を占める「仕事」を意味のないものにしないための第一歩なのです。

 

自分の望んでいない仕事だ。給料が低い。残業が多い。

 

仕事に満足をしないと、3分の2を占める残りの人生も十分に楽しめないと思うのです。

 

給料が低ければやりたい事もできない

残業が多ければ自由な時間も持てない

 

そうすると、3分の2を占める人生にも影響を及ぼします。

 

逆に仕事に対し、

お金を稼ぐためにバリバリ働きたい

自己研鑽してスキルアップしたい

という考えもあるでしょう。

 

いずれにせよ就活は、自分の考えをはっきりとさせるために必要なことなのです。

 

 

私は大学時代ベンチャーに入ってバリバリ働き稼ぎたい」という思っていました。

しかし基本的には自由人だったので、実際ベンチャーに誘われてバリバリ働くようになって、「何か違うな」という思いを持ち、最終的には転職をしました。

 

これも、本当に自己分析を行っていたら、このような道を取っていたのだろうか。

もっと他の道があったのではないか、とよく考えます。

 

※もちろんベンチャーを選んだ選択は、自分と向き合う機会にもなりましたし、様々な自信にも繋がったので後悔はしていません!

 

自分自身との向き合いは社会に入ってからも続けます

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自分と向き合うということは、社会人になってからも続きます。

 

自分が何をしたいのか、何ができるのか。

 

本来は自由に発想するべきなのでしょうが、社会人になり年を取れば取るほど犠牲になるものも大きく、負担と思ってしまうものも増えます。

そして、実際問題として「でき得る選択」も少なくなります

 

そうなのです。

就活生のうちは「就きたいと思った仕事に就ける可能性が一番高い」と思います。

 

なので、社会に出て選択の幅が狭まる前に、しっかりと自分と向き合ってほしいと思います。

 

何事も、早くから始めたほうが有利です。

 

この記事を読んでいるあなたも、私も「今日が一番若い日」なんです。

 

もちろん無理に就活を頑張る必要はありません。

でも、頑張ったほうが、自分の方向性を早くから考えられ、自分のやりたいことを悩む時間を多く取れ、自分の可能性を広げることができると思います。

 

 

「なぜ就活を頑張らなくてはいけないのか」

 

そう思った君がこの記事を読んで少しでも心に感じるものがあれば、このうざったい老婆心を受け取って、頑張ってくれると嬉しいです。