上海キャリアフォーラムを有意義にするための5つの注意点
今週末の20日(土)・21日(日)、いよいよ上海キャリアフォーラムが開催されます。
上海キャリアフォーラム 2018 イベント情報 | CFN (CareerForum.Net)
上海キャリアフォーラムは今年で18年目を迎える中国での唯一のキャリアフォーラムです。
日中バイリンガルの日系企業への就職活動機会として、高い実績と長年の信頼があります。 単なる合同企業説明会ではなく、グローバル人財を本気で採用したい企業が集結します。
中国に留学している日本人学生にとって、日本の企業と中国で直接接触でいる貴重な機会となります。
本日はこのキャリアフォーラムに参加する学生へ向けて、キャリアフォーラムをより有意義にするための5つの注意点をお届けしたいと思います。
「参加することだけ」に意義はない
みんなが行くから私も参加しよう
とりあえず就活生だから参加しなきゃ
こういう学生は要注意です。
が、実際に日本で就活している大学生含め、一定数の学生がこのような要注意な就活をしています。
このような学生がなぜ要注意なのかと言うと、キャリアフォーラムに参加しただけで、「就活している」と勘違いしてしまいがちだからです。
上海キャリアフォーラムは、日本で言う「合同説明会」と一緒です。
日本から企業が来て、採用も行われますが、
目的意識なく参加するくらいなら、貴重な時間と労力とお金を割いて参加する必要はない
ということです。
何のために参加するのか目的意識を持つこと
そのため大事になるのは、参加する目的意識を持つことです。
- 実際の企業に話しを聞いて「会社」をイメージする
- 自分の気になる業界の企業があるので業界理解を深めるために行く
- 今後に向けて履歴書や面接の練習をする
- 行きたい企業があるので選考に参加する
人それぞれ色んな目的があるかと思いますが、「何かしら」の目的を持たないでキャリアフォーラムに参加しても、意味がありません。
もし「参加すること自体」が目的になっている学生がいたら・・・
あと数日、時間があります。
何のために行くのか、しっかりと考えるようにしましょう。
出展企業の情報を事前に調べておく
自分が選考に参加する企業は当然のことながら、気になる企業についても事前に調べておきましょう。
まずは企業の事業内容を確認しましょう。
例えば今回出店する「楽天」はEコマースの大手ではありますが、楽天が手掛けている事業はこれだけではありません。
幅広い事業を手掛けている企業ですので、企業全体の事業内容を確認した上で、
- 今回の募集内容は特定の事業なのか
- それとも全ての事業で一括採用され、入社後に割り振られるのか
ということをチェックしましょう。
そしてチェックが終わったら、まずはその業界全体での立ち位置を知ります。
その業界全体が抱えている課題や外部要因を通り一遍調べる必要もあります。
そして最後は、マイナビやリクナビの就活情報サイトに記載されている情報はもちろん、
- コーポレートサイトの企業情報やビジョン、社長あいさつ
- コーポレートの採用サイトの求める人物像や仕事内容、プロジェクトストーリー
に目を通し、その企業が大切にしているものを見つけましょう。
説明会を聞いて質問を考えるなんてナンセンス
企業情報を調べる際にわからなかったことはメモをしましょう。
そして説明会を聞き、それでも解消しないことがあれば質問をしましょう。
下調べもなしに、説明会だけを聞きわからないことを質問するのはナンセンスです。
企業はあなたの質問から、本気度を見ています。
元採用側の人間として、学生から聞かれたら嬉しい質問の一例はこんな感じです。
- どのようなことが仕事のモチベーションになりますか。
- 御社の強みは~~だと思いますが、実際A社と競合になった際にお客様が一番重視される点はどのようなことですか。
- 総合職での採用ということですが、採用後はどのように配属されますか。
- できれば中国語を活かしたいと思っているのですが、御社に入社後はどのような仕事で活かせますか。
などなど。
その企業でやりたい仕事があれば自然と出てくるような質問ばかりであるということですね。
自分なりの考えを持ち自分を信じ続けること
就活において自分を信じることは大切です。
しかし、少しでも後ろめたいことがあると自分を信じられません。
つまり本気になった人しか、自分を信じながら就活を進められないのです。
自分なりに「ちゃんと、正しく」悩んで、
自分なりの考えを持ち、自分なりの将来のビジョンを持ち、
自分を正確に理解している人は、何の問題もなく志望する企業に入れます。
そういう人でも、このように大勢の就活生が集まる場では色々と惑わせられることもあると思います。
しかし、100%自分を信じられると言える人なら、何かに惑わさられることはありません。考えを変える必要はありません。
自分の信じる道を進んでいってください。